上方落語協会の笑福亭仁智会長(67)が1日、大阪・天満天神繁昌亭のYouTubeチャンネルに出演し、12日までの休館と動画配信の中止を説明した。

同協会は3月31日に、新型コロナウイルスの感染拡大が「顕著になっている」ことから、12日までのすべての公演を中止すると決定。それにともなって、繁昌亭から配信していた「期間限定! 繁昌亭チャンネルライブ配信」も中止となっていた。

ライブ配信は12日まで続ける予定だったが、仁智は「どうしても世間の感染拡大の状況を考えると、生放送の出演者も繁昌亭の職員もやっぱり生身の人間ですので、いつ何時かかったり、移したりあるかもわからん」と配信中止の理由を説明。「いったん配信を終わりまして」と残念がった。

今後について「『大阪のはなし家おもろいやん』と思っていただいている方も多いと思うので、ご期待にこたえるよう、もっとおもしろい配信をするように考えていきたい」と話した。

配信の最後に、仁智は「世の中重苦しい雰囲気で、毎日毎日、暗い情報ばっかり入ってくる。トンネルの出口が見えない中で、思いは一緒」といい「新型コロナウイルスに負けないぞ。オー」と繰り返した。