俳優池田純矢(27)、元乃木坂46で女優の生駒里奈(24)がダブル出演する舞台「エン*ゲキ」シリーズ第5弾「-4D-imetor(フォーディメーター)」の東京公演(5月8~18日紀伊國屋ホール)、大阪公演(5月23~24日、COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール)の全公演を延期することを12日、カンテレが発表した。新型コロナウイルスの感染拡大や、緊急事態宣言発令を受け、延期を決定した。

脚本・演出・出演の池田は「公演を心待ちにしてくださった皆様、応援いただきました皆様へ」としてコメントを発表した。

本来であれば舞台を通して皆様へ感謝の気持ちをお届けするはずが、このようなかたちとなってしまい大変心苦しく、申し訳無い気持ちでいっぱいです。

しかし、絶対に諦めません。本作には生まれてくる意味がある、僕はそう確信しております。

必ずや皆様の元へとお届けするため、全力で延期日程を調整しております。お待たせしてしまいますが、その時まで今しばらくお待ち頂けますと幸いです。

今回の影響で、我々だけでなくさまざまな作品が大打撃を受けました。二度と立ち上がれない傷を負った方々も大勢いらっしゃいます。

それは、灯るはずだった火を消し、これから生まれるかもしれなかった命を摘み、その先で誰かを救っていたかも知れない可能性さえも失ってしまったと言う事。

だからこそ、我々は死力を尽くして次へと踏み出します。ついえてしまった作品の代わりにはなれないけれど、一人でも多くの方にエンターテインメントを届けるために。

そしてひとつ、お願いがあります。どうか、今回のことで何かを恨んだり、攻撃したりする事に心を費やさないで下さい。

その代わりに、この非常時を力を合わせて乗り越えた時、沢山のエンターテインメントに触れて下さい。作品や感性に出逢い、心を豊かにする事がどれだけ人にとって素晴らしいものであるか、その幸せに心を向けて下さい。

皆様とお逢いできる日を楽しみにしております。