北海道テレビ放送(HTB)は23日、大泉洋(47)主演の人気バラエティー番組「水曜どうでしょう」の企画で北海道赤平市に建てられ、5月のゴールデンウイークに予定していた「レイクサイドリゾート 水曜どうでしょうハウス(in赤平)」の一般公開を、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて当面、見送ると発表した。

「雪解けとなる2020年ゴールデンウイークを目指し北海道赤平市の森に完成した(と言っても丸投げで大工さんが作った)『レイクサイドリゾート 水曜どうでしょうハウス』の一般公開を検討、準備をして参りましたが、国内外を取り巻く昨今の状況を踏まえ、しばらくの間見送ることとしました。(中略)新型コロナウイルスの感染拡大が終息し、落ち着いて国内を行き来できるようになりましたら改めて『高額な入場料での一般公開』やそれ以外にも各種イベント、赤平限定グッズ販売などを検討・準備中です」

「レイクサイドリゾート 水曜どうでしょうハウス」は、HTBで19年12月25日から今年3月11日まで放送された最新作「北海道で家、建てます」の企画で建設された。全11話の撮影開始日は17年1月8日で、最終話の撮影は今年2月13日だったが、その間、18年3月のロケで積雪により崩壊するなど、紆余(うよ)曲折の末、完成していた。

「水曜どうでしょう」の企画で家が建てられたのは、放送が開始された1996年(平8)11月に放送された「粗大ゴミで家を作ろう」で、札幌市内の粗大ゴミを集めて家を作って以来23年ぶり。また全てのロケを北海道内で行ったのは「釣りバカ対決! わかさぎ釣り2」以来、19年ぶりで、番組が不定期放送となってからは初めてだった。

大泉の所属事務所クリエイティブオフィスキューの会長で「水曜どうでしょう」で企画、共演を務める鈴井貴之(57)はツイッターで「ずっと計画、準備をして来たんですよけどね。コロナが収まるまでお待ちください」と報告。出身地の赤平市で、番組の企画で建てられた「レイクサイドリゾート 水曜どうでしょうハウス」の一般公開延期への、残念な思いをつづった。