新型コロナウイルス感染拡大の影響で、今年で34回目を迎えるはずだったフジテレビ系列の特別番組「FNS27時間テレビ」が、今年は制作されないことが25日、明らかになった。

同局では「今年は8月の放送を目指して準備を進めていましたが、新型コロナウイルスの影響で中止となりました」と説明している。

同番組は78年に始まった日本テレビのチャリティー番組「24時間テレビ 愛は地球を救う」への対抗として誕生。第1回の87年は「FNSスーパースペシャル 一億人のテレビ夢列島」として放送された。

毎年、たけし、タモリ(74)、明石家さんま(64)ら大物タレントが総合司会を務めた。91年にはたけしが、さんまの愛車レンジローバーを勝手に運転、車庫入れに失敗したふりをしてボコボコにした。翌92年から95年も毎年、さんまの愛車をボコボコにして恒例ネタとなっていた。他にも、たけしの「花火師・火薬田ドン」、「さんま・中居の今夜も眠れない」、「真夜中の大かま騒ぎ」などの名物コーナーを生んでいた。

例年7、8月にバラエティー中心の構成で放送されていたが、17、18年は9月、19年は11月に、テーマを決めて収録コーナーを増やして放送されてきた。