NHK連続テレビ小説「エール」(月~土曜、午前8時)の10日に放送された第53回の平均視聴率が20・7%(関東地区)だったことが11日、ビデオリサーチの調べで分かった。

同作から土曜の内容は1週間を振り返る形となっている。最高視聴率は第37回の22・1%。

主演は窪田正孝、ヒロインに二階堂ふみ。物語は高校野球の「栄冠は君に輝く」や、阪神タイガース応援歌「六甲おろし」などで知られる数々の名曲を手掛けた作曲家古関裕而氏とその妻をモデルにした、音楽とともに生きた夫婦の物語。

主題歌「星影のエール」をGReeeeNが歌う。朝ドラ初の4K撮影で窪田&二階堂のタイトルバック映像にも、その美しい風景が使われている。

あらすじは、里帰りした裕一(窪田正孝)。三郎(唐沢寿明)が幼なじみや銀行の元従業員、「喜多一」の仲間らを招き宴会が始まった。途中に台所で三郎がお腹を痛がる仕草を見た音(二階堂ふみ)は心配した。皆が楽しく飲んでいる時、弟の浩二(佐久本宝)が役場の仕事から帰宅してきた。しかし浩二は相変わらず裕一に冷たく、三郎がお酒を飲んでいる事にも苛立った。宴会が終わり、台所で母まさ(菊池桃子)は音に、裕一の側で信じて支えてきてくれたことを感謝した。さらに音は三郎のことを聞くと「胃潰瘍」だと伝えた。心配した音は、裕一にしばらく古山家で居候することを相談。翌朝、滞在することにした裕一は、母まさに滞在費としてお金の入った封筒を渡そうとしたが、浩二がやって来て、お金を受け取るなと怒り出した。裕一は「父さんにうまい酒を」と話すと、浩二はさらに怒り出し、「父さんはもう長くないんだ。胃がんだ」と伝え、本人にも言わないように口止めした、という内容だった。