米映画「トワイライト」シリーズなどで知られる米女優クリステン・スチュワート(30)が、ダイアナ元妃を題材にした新作映画「スペンサー」に主演することが明らかになった。

タイトルとなっているスペンサーはダイアナ元妃の旧姓で、本作は元妃が81年に結婚したチャールズ英皇太子と離婚を決意するまでの3日間を描いた作品になるという。1997年に仏パリで交通事故で亡くなった元妃が、90年代初めにエリザベス女王が毎年ロイヤルファミリーと共にクリスマスを過ごす私邸サンドリンガム・ハウスで過ごしたクリスマス休暇中に離婚を決意するに至った経緯を映画化したものだと、オンライン情報サイト「デッドライン」は伝えている。

メガホンを取るのは、元ファーストレディーのジャクリーン・ケネディさんを描いた「ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命」(16年)で知られるパブロ・ラライン監督で、来年初旬にもクランクインする予定だという。

ダイアナ元妃を巡っては、2013年に最後の2年間を描いた映画「ダイアナ」が女優ナオミ・ワッツ主演で製作されている。「色々なことができ、多様性があり、女優としての強さがある」とラライン監督はスチュワートの起用理由を語っている。(ロサンゼルス=千歳香奈子)