エヴァーグリーン・エンタテイメントは20日、石原プロモーションの「次世代スター発掘オーディション」のグランプリ俳優の神田穣(24)の所属を発表した。この日、日刊スポーツが伝えた。同プロ所属俳優の移籍第1号となる。

発表によると、契約は6月末に済ませていたといい、石原プロとの事務手続きも修了して、この日の正式発表となった。

神田は「約4年間お世話になった石原プロモーションでは芸能界のいろはや、先輩方の大きな背中を見て学ばせていただき大変感謝しております」とコメントを発表。今夏撮影予定の映画にメインキャストとして出演が決定しており、来月8日からはテレ玉「高校野球ダイジェスト」のMCも務める。神田は「これからは新しい事務所でアカデミー賞新人賞獲得という夢と、愛される人間になるという目標に向かって気持ちを新たに頑張ります!」と意気込んでいる。

神田は16年に同オーディションで芸能界入りし、翌年、NHKBSプレミアムの連続ドラマ「クロスロード~声なきに聞き形なきに見よ~」で、石原プロの先輩俳優舘ひろし(70)と共演して俳優デビュー。キックボクシングや空手、総合格闘技などの経験が豊富で、現在もトレーニングを継続。インスタグラムでは鍛えた肉体を披露している。高校3年の時、野球のトライアウトに合格して渡米した異色の経歴の持ち主。英語も得意だ。体を生かした役柄に加え、さまざまなジャンルの作品への挑戦に向かって奮闘している。