宝塚歌劇団は21日、年内の兵庫・宝塚大劇場、東京宝塚劇場の本拠地作上演スケジュールを発表し、今春初舞台予定だった106期生が、9月25日開幕の月組公演で、5カ月遅れの初舞台を踏むことが決まった。

この日、宝塚大劇場では現在上演中の花組公演に続き、9月25日開幕の月組公演「WELCOME TO TAKARAZUKA-雪と月と花と-」「ピガール狂騒曲」(11月1日まで)、11月7日開幕で宙組公演「アナスタシア」(12月14日まで)の上演予定を発表。今春入団の106期生は月組公演で初舞台を踏む。

106期生は今年3月、同劇団に入団。4月24日開幕予定だった月組公演で、同期全員では「最初で最後の仕事」となるラインダンスを披露する予定だった。だが、新型コロナウイルスの影響で、日程未定のまま延期となっていた。

半年近くも入団が遅れるのは戦後例がなく、ここまで106期生は個々で準備を重ね、初舞台に備えている。

なお、東京宝塚劇場公演は月組は11月21日~来年1月3日、宙組は同1~2月の予定。