宝塚歌劇団は14日、公演関係者12人が新型コロナウイルスに感染し、兵庫県からクラスター(感染者集団)と判断された宝塚大劇場での花組公演について、中止期間を現在の「16日まで」から「8月31日まで」に延長すると発表した。

花組公演「はいからさんが通る」は、7月17日に本拠地4カ月ぶり再開作として開幕。だが、体調不良者が出て、8月2日から上演取りやめ。その後、PCR検査を経て感染者が判明。感染の拡大も確認された。

9月1日以降の予定については「決定次第、あらためてホームページにてご案内いたします」とした。

花組公演では8月4日に新人公演を上演予定で、代替日程を検討していたが中止に決定。劇団は「代替日程での実施を検討しておりましたが、代替日程での実施は見送りとさせていただきます。ご観劇を心待ちにされておられたお客様には深くおわび申し上げます」とコメントした。

また、大阪・梅田芸術劇場で17日に開幕予定だった雪組公演「炎のボレロ」「Music Revolution!-New Spirit-」についても、同日程での上演はいったん取りやめとなった。

PCR検査で雪組公演出演予定者から1人、陽性者が確認され、チケット一般発売も見合わせていた。

今後、上演に向けてスケジュールが再調整される見込みで、劇団は「代替日程での公演実施について検討を行っています」と話している。