柴咲コウが主演を務める日本テレビ系連続ドラマ「35歳の少女」(土曜午後10時)の10日放送の第1話視聴率(関東地区世帯)が11・1%だったことが12日、ビデオリサーチの調べで分かった。

人気脚本家の遊川和彦氏のオリジナル作品。不慮の事故で25年眠り続け「体は35歳、心は10歳」として目覚めた主人公・望美(柴咲コウ)の成長物語。舞台となる1995年と2020年の間の25年間の社会変化が描かれる。

望美を献身的に介護してきた母親・多恵役を鈴木保奈美、父親・進次役を田中哲司、妹の愛美役を橋本愛がそれぞれ演じる。

また、望美の初恋の相手・広瀬結人役を坂口健太郎が演じる。

第1話で、お遣いを頼まれ意気揚々と出かけた10歳の長女・望美はその日、自転車のブレーキが壊れているとも知らず坂道を飛ばし、コントロールを失った自転車は崖から大きく放り出されて事故に遭う。

25年後に望美は病室で目を覚ます。事故の後25年間眠り続けた彼女は、母・多恵の必死の介護によって奇跡的に目を覚ましたのだった。しかし、明るく優しかった多恵は笑顔を見せない冷たい女性に。格好良かった頼れる父・進次はパッとしない中年に。かわいかった妹・愛美は不機嫌でとげとげしい大人に変わり果てていた。そして望美自身は、心は10歳、体は35歳の「35歳の少女」である自分を受け入れられない。

現在になじめないまま退院を迎えた日に多恵はお祝いにすき焼きを用意していた。実はすき焼きは家族にとって因縁の料理。まだ声の出せない望美を囲み、ある“秘密”を抱えたぎこちない家族の食卓が始まる。そこに望美の初恋相手・広瀬結人が訪ねてくる。