V6井ノ原快彦(44)が7日、都内の丸の内TOEIで行われた主演映画「461個のおべんとう」公開記念舞台あいさつの壇上で、兼重淳監督(53)から、撮影前にケガをしていたことを明かされた。

司会から「ありがとう」を言いたい人は? との質問が出て、兼重監督は「僕もYouです」と井ノ原の方を向いて言った。その上で「生中継で言っちゃうの、あれかも知れないけれど、実は、いのっち、クランクイン前にケガをしていて。『大丈夫だから、みんなに言わないで欲しい』って…すごい、痛々しかったんですけど。誰も知らないんですけど、そのシーンを見る度に胸が痛んで」と明かした。

その上で「でも、現場にいのっちが来ると明るくなるし、台本のこと、キャスティングのこととか、いろいろ助けてくださって。主役で、これだけガッツリやれたのは初めてで、うれしかった」と感謝した。さらに「メールを頂いたんですよ。その文面に『僕の人生で出会うべき人に出会えたと思えました』って書いてくれたんですよ。思わず涙が…涙が出てきた。僕も助監督とか下積みやってきたけど、それがあって、いのっちと出会えたんだと思えた。すごい感謝しています」と井ノ原に感謝した。

井ノ原も「思い起こせば去年の夏に、監督が舞台を見に来てくださって、舞台の楽屋でお酒を一緒に飲んで、いろいろ話し合って今に至る。いろいろ話せて、僕も感謝しています」と兼重監督に感謝した。