土屋太鳳(25)が都内の神田明神ホールで行われた「TSUTAYA CREATOR'S PROGRAM FILM 2020」(TCP)の最終審査会にゲストで登壇した。

TCPは、カルチュア・エンタテインメント株式会社と株式会社蔦屋書店が主催する、映像企画とクリエイターの発掘プログラム。土屋は16年にTCPでグランプリを受賞した企画を元にした映画「哀愁しんでれら」(渡部亮平監督、21年2月5日公開)に主演しており、トークイベントを行った。

土屋は劇中で、幸せを求める中で開業医からプロポーズを受けるが、社会を震撼(しんかん)させる凶悪事件を起こした小春を演じた。土屋は、オファーを受けたが「オファーを3回、断りました」と明かした。その上で「ネタバレになるので、出演を決めた理由を2つお話しします。(劇中で)大悟という男性がすごく重要。圭さんが演じると聞いて、圭さんの大悟さんを小春として見てみたいと思った」と、開業医役を田中圭(36)が演じることが決め手だったと明かした。その上で、田中について「すごい方、面白い方。表現力がすばらしい。ラブシーンが出てくるんですけど『ここまで格好良いんだけど、ここから格好悪くなる。大丈夫なの?』と、ずっと言っていて、和みました」と評して笑った。

2つ目の理由として「小春が、迷子のような気持ちで泣いている感じがあった。やっぱり、受けさせていただいた方が良いと思いました」と説明した。

土屋は最近、幸せなことを聞かれると「私の弟が犬を飼った。家族、みんな1人暮らしで、集まると言っても、なかなか集まらなかった。弟が飼った犬を見るために集まるようになった。それが幸せ」と笑みを浮かべた。