関西の名物番組「探偵! ナイトスクープ」(ABCテレビ)の2代目秘書を務めたタレントの岡部まり(60)が、肺がんのため亡くなった俳優の福本清三(ふくもと・せいぞう)さん(本名橋本清三=はしもと・せいぞう)を同番組で取り上げた当時を振り返り、追悼した。

岡部は4日、ブログを更新。「時代劇に欠かせない存在の切られ役、として何と、50000回も切られてこられたという、俳優福本清三さんをこ存知でしょうか? 私も存じませんでした。探偵ナイトスクープでいつも切られ役の福本清三さんをあの『徹子の部屋』に出演させてほしい!!という依頼文を読むまでは、、、」と書き出し、福本さんが広くお茶の間に知られるきっかけとなった同番組の放送を振り返った。

その放送では「福本清三さんは、(桂)小枝さん扮する徹子さんになり変わって徹子の部屋のスタジオをお借りして福本さんをお招きして楽しいトークをしたのでした。依頼者の願いを、少し妙なアイデアで叶えましたが。勿論福本さんも乗ってくださいました」という。「上岡局長時代のスクープのネタで印象的な回として憶えています。スクープの依頼のVTRには、長年脇役に徹してこられた謙虚なお心がそのまま滲み出ていらっしゃることを憶えています。その一方で、見る方を楽しませるエンタメ魂は溢れておられてその回のスクープは、スタジオも笑いと親しみで満ちました」と回想した。

この番組をきっかけに、福本さんは“本物”の「徹子の部屋」に出演することになった。「福本清三さんに改めて感謝します。依頼者には更なる感謝を。徹子の部屋の皆様にも」と感謝の言葉をつづり、「福本さんのご冥福をお祈りします」と悼んだ。