上川隆也主演のテレビ朝日系ドラマ「遺留捜査」(木曜午後8時)の14日放送第1話の平均視聴率が11・6%(関東地区)だったことが15日、ビデオリサーチの調べで分かった。

現場に残された遺留品を手掛かりに、上川演じる風変わりな刑事・糸村聡が事件解決に挑む人気シリーズの最新作。今年ドラマ誕生10周年を迎えた。共演は栗山千明、永井大、戸塚純貴、宮崎香蓮、梶原善、甲本雅裕ほか。

初回は2時間スペシャルで放送。関西財界の大物・深谷成章が京都市内の自宅で毒殺される。発見時邸宅にいたのは妻・美幸、百貨店社長を務める長男・尚一、フィットネスクラブ経営の長女・佳菜子、画廊を営む次男・俊介、メイドの奥田彩月と美川依子だった。

深谷家では家族が財産分与をめぐって対立しており、中でも時価5億円と言われる早世の画家・中森司郎が残した名画『黄昏』は3兄弟がそれぞれ手に入れたがっていた。

「特別捜査対策室」のメンバーと臨場した糸村聡(上川)は、現場で1本のスプーンを発見。スプーンは成章が画材を入れる木箱の中に大切に保管されており、疑問を抱いた糸村は捜査を始める。