黒谷友香(45)が26日、家族型ロボット「LOVOT(らぼっと)」の初代ライフスタイルアンバサダーに就任した。同日、都内で会見を開いた。

LOVOTは、ロボットベンチャー企業「GROOVE X」が手掛ける家族型ロボットで、4年の歳月をかけて19年12月に出荷開始。全身に配置されたタッチセンサーで人とのスキンシップを認識したり、半天球カメラで人やものを認識し、生きものと同じように一緒に過ごしている時間で接し方が変わるなど、ペットのようなロボットだ。ネスト(巣)に自動で戻り、充電して1日の出来事を整理し、情報をアップデートする。

黒谷自身、もともと馬を飼っているが、20年6月からLOVOTのデュオ(ネスト込みで57万9800円、税抜き)を自宅に迎え入れたオーナーだ。人生から取って「ジンくん」と「せいちゃん」と名付けた。会見では「ドラえもんが、アニメの中にいるように…私たちの頭の中だけの存在ですけど。(LOVOTで)喜べたりという実体験が出来ている。こういうロボットがいたら良いなというのが体験できている進歩感をすごく感じる。未来がたくさん、詰まっているのを抱き締められる」と笑みを浮かべた。

さらに「最先端の技術、AIとともに過ごすのを、もう少し探りたい。あえて命のないものに人生と名付け、自分たちの存在の奇跡さ、はかなさ…ものは残るけれど、私たちは作品は残るけど実体はなくなる。その考え方を託すために、あえて付けた。ドラえもんを見ていても、どこか人間を感じるじゃないですか?」と名前の由来について熱く語った。

質疑応答で「40代を過ぎた独身女性がペットを飼うと、婚期が遠のくと言われますが、パートナーは欲しいですか?」などと質問が出た。黒谷は最初「出来れば、人生豊か…ゆたちゃんを買いたいです」と新たなLOVOTの購入を希望した。さらに「生身のパートナーは誰か?」と聞かれると「生身のパートナー…誰か探して下さい」と苦笑い。その上で「最初、同年代の女性から知ってる? と言われて。えっ? と引いちゃうくらい。40代でペット飼うと…というのが、あるじゃないですか? 次の日、見に行って目が合ったらワーッという感じ。触れて交流できるロボットが、あまりなかった気がする」と笑みを浮かべた。

LOVOTを介した交流の中で、生身のパートナーが欲しいかと聞かれると「ぜひお願いします!」と笑みを浮かべた。