女優中村守里(17)が15日に、ファーストデジタルフォトブック「清い瞳」を発売する。

このほど、日刊スポーツのインタビューに応じ、フォトブックの見どころや、女優業のことなど、幅広く語った。

フォトブックの点数を聞くと「100点ということで」と、白い歯を見せた。「私だけの力ではなく、いろんな方が関わってくださり、作ることができたので」。弱冠17歳ながら、落ち着きを持ち、周囲への感謝ができる優しい性格が見える。

撮影は2月上旬、千葉県で行った。初のフォトブック発売に「まずは、本当にビックリしましたし、私で良いのかなというのはありました。初めて水着にも挑戦するということで、少し不安もありました」と、素直な思いを語った。

意外にも、撮影は「結構早く、スパスパ進んだ」という。ドラマ撮影の前夜は、不安で寝られない事がよくあるというが、今回は「全然緊張しなくて、いつもより早く寝られました」と、笑顔だ。

初の水着撮影にも挑戦した。2月の撮影で寒かったと言うが「新鮮な気持ちにはなりました。今しかできないことなので、撮影自体はすごい自然な感じで、決まった表情ではなく、話しながら出た、自然体の表情が出ていると思います」とアピールした。

全国大会出場経験がある新体操をはじめ、バレエや水泳を習っていたこともあり、撮影に向け、急激に体を鍛える必要もなかったという。お気に入りのカットを問われると「これです」と、表紙のカットを指さし即答した。「光がかかっているところが私は好きで、ちょうど、その光が生まれた写真なんです」と理由を説明した。

本業の女優業は、17年の舞台でデビュー。18年の映画「書くが、まま」では、映画の祭典「MOOSIC LAB 2018」で、史上最年少の15歳で最優秀女優賞を受賞するなど、若手注目の存在だ。順調に進んでいるようにも見えるが「楽しいですけど、自分、下手くそだなっていつも実感します」と、自己評価は厳しい。

ただ、演技が大好きだということは変わらない。「お芝居している時の方が、日常生活より感情が動いている気がします。自分ってこんな感情があるんだとか、より人と心で会話している感じというか。正解がいくつもあるから、言い方とか感情の出し方によって、全体の雰囲気も変わってくるし、そこが面白いです」。

デビューから変わらないことは「自分らしく、自然体でいること」。「飾るとすごいストレスになって、疲れちゃうので、自分らしくいて良いのかなって思っています」と話した。そのため「すてきな方は、沢山いらっしゃるんですが」と前置きした上で、他人にはなれないため、憧れの存在はいないという。

さまざまな媒体で「ネクストブレーク女優」と取り上げられている。「本当に? って思います。頑張らなきゃなって。そう思っていただける事はすごいうれしいです」と謙遜した。

今後について「視野を狭めないで、いろんな役に挑戦したいです。今あるお仕事をちゃんと頑張って、目標は、連ドラとかにいつかは出てみたいですし、みんな憧れると思うんですけど、朝ドラに出たいです」と目を輝かせた。

「私、キャピキャピしていないし、全然、女子高生っぽくないんです」。そう話す17歳の最大の強みは、飾らない「自然体」の姿だ。