米女優シャロン・ストーン(63)が、1995年に公開された西部劇映画「クイック&デッド」に俳優レオナルド・ディカプリオを出演させるため、自らギャラを支払っていたことを告白した。

3月末に発売された回顧録「ザ・ビューティー・オブ・リビング・トゥワイス」の中で、当時21歳だった駆け出しのディカプリオを巡って無名なのを理由に出演を拒んだスタジオと対立し、プロデューサーも務めていた自身がギャラを払うことで出演を実現させたと明かした。

同作でディカプリオは俳優ジーン・ハックマン演じる悪名高き市長の息子を演じているが、「レオナルド・ディカプリオという名前の子だけが、オーディションで実力を見せた。私の意見では、彼だけが死ぬシーンで泣きながら父親に愛を乞う演技ができた」とストーンは語っている。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)