米歌手で女優のジェニファー・ロペス(51)と元ニューヨーク・ヤンキースの主砲アレックス・ロドリゲス(45)が15日、婚約を解消したことを正式に発表した。

2年の交際を経て2019年3月に婚約し、昨年イタリアで結婚式を挙げる予定だったが、コロナ禍で2度の延期を余儀なくされていた2人は、先月中旬に破局が報じられていた。

報道後に2人は「抱えているいくつかの問題に取り組んでいる」とコメントし、破局は否定していた。報道後はロドリゲスが新作映画の撮影のためにロペスが滞在するドミニカ共和国を訪れてキスをする姿が目撃されるなど、関係修復に努めているとみられていたが、亀裂を埋めることはできなかったようだ。

「私たちは友人である方がよいことが分かりました。今後はその関係を続けることを楽しみにしています」とNBCテレビの番組トゥデイに共同で声明を出し、今後も共有する事業やプロジェクトでは支えあって一緒に仕事をしていくと説明。大リーグのニューヨーク・メッツの買収を一緒に目指したこともある2人は、ビジネスパートナーとしての関係も継続するという。一方、共にバツイチで互いの子供を交えて家族ぐるみの交際を続けてきた2人は、「お互いと、その子供たちの幸せを願っています」とコメントしている。

芸能情報サイトTMZは円満破局の2人だが、ロドリゲスが贈った180万ドルと言われる婚約指輪をどちらが所有するのかという問題はまだ解決されていないと伝えている。関係者によると、指輪はロペスが持っているものの現在ドミニカで撮影中のため、セキュリティー上の理由から手元にはないといい、その行方にも注目が集まりそうだ。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)