元乃木坂46の女優能條愛未(26)とAKB48グループ総監督の向井地美音(23)が、舞台「新・熱海殺人事件」(6月10日初日)に出演することが18日、分かった。

ヒロイン役をダブルキャストで務める。64年の開場以来“演劇の聖地”として愛され、今年1月末から改修工事に入っていた東京・紀伊国屋ホールの、リニューアルオープン新装こけら落とし公演となる。

劇作家つかこうへいさんの代表作の1つで、73年に初演した歴史ある作品。今回は、今年1月の公演でも主人公の木村伝兵衛を演じた俳優荒井敦史(27)が引き続き主演。能條と向井地は、女性警察官、水野朋子を演じる。公演初日の6月10日は、新装開場記念特別公演として、つかさんの1人娘で女優の愛原実花(35)がヒロイン役を務める。

能條は「何度も上演している人気作品。私自身、つかこうへいさんの作品に出演することは1つの憧れでもありました」と喜んだ。今月1日に芸能事務所ツインプラネットの女優部門「ワイルドプラネット」に移籍して初の舞台出演となる。「新たな境地に立って新たな自分に出会える事が今から楽しみで仕方ありません」とコメントした。

向井地は単独では初の舞台出演となる。「これまでの上演の映像を見させてもらったのですが、あまりのスピード感と熱量に圧倒され『本当に私はついて行けるのだろうか…?』と正直不安もありました」と明かした上で、「でもこの舞台をやり切った後には新たな自分に出会える気がして、今は期待と高揚感に包まれています!」と話した。