19日に放送された、竹野内豊主演のフジテレビ系連続ドラマ「イチケイのカラス」(月曜午後9時)第3話の平均視聴率が12・7%(個人=7・0%、いずれも関東地区)だったことが20日、ビデオリサーチの調べで分かった。初回は13・9%、第2話は10・5%だった。

刑事裁判官が主人公のリーガルエンターテインメント。竹野内演じる、絶対に冤罪(えんざい)を生むことのないよう、自らの足で現場検証を行い、事件の真相を明らかにしていくという異端な刑事裁判官・入間みちおが主人公。みちおに振り回される、東大卒のエリート裁判官・坂間千鶴を黒木華(31)が演じる。

ガラス工房で働く藤代省吾(岡田義徳)が、市役所の職員・野上哲司を死なせ、遺体を損壊した罪で起訴された。藤代には前科があり、かつて駒沢義男(小日向文世)が裁判長として減刑判決を下した人物だった。藤代は野上の妻・奈緒(佐津川愛美)に一方的な好意を抱き、口論の末に野上を死なせてしまったと罪を認めるが、藤代の言葉を素直に受け入れられない駒沢は証拠を徹底的に精査しなおすよう指示した。坂間は、駒沢が被告人に対して個人的感情で肩入れしていると感じ、駒沢の暴走を止めようと説得。一方、入間は警察の実況見分に違和感を覚え、真相を明らかにするために裁判所主導の捜査権を発動すると宣言し…。