俳優渡辺徹(59)が大動脈弁狭窄(きょうさく)症との診断を受けたことが27日、所属する文学座の公式サイトで発表された。関係者によると、渡辺は入院中しており、今後手術を受ける見通しだという。6月に内博貴(34)と出演予定だった舞台「ハリネズミ」は、全公演中止となる。

渡辺は今月、急性気管支炎のため、ミュージカル「アリージャンス~忠誠~」の17~18日の名古屋公演、23~25日の大阪公演を休演した。治療のために診察を受けている中、大動脈弁狭窄症が分かったという。

文学座公式サイトには「公演を楽しみにしてくださっていた皆様、並びに出演者、関係者の皆様には多大なるご迷惑とご心配をおかけいたしますことを、謹んでお詫び申し上げます。渡辺は今後、早い快復を目指して治療に専念いたします」と記された。

渡辺はNHK大河ドラマ「青天を衝け」(日曜午後8時)にも出演しているが、今のところ撮影予定に影響はないという。