12日に放送された、V6井ノ原快彦(44)主演のテレビ朝日系ドラマ「特捜9 season4」(水曜午後9時)第6話の世帯平均視聴率が13・2%(関東地区世帯、速報値)だったことが13日、ビデオリサーチの調べで分かった。個人平均視聴率は7・0%。

初回は13・2%、第2話は13・7%、第3話は11・9%、第4話は14・2%、第5話は12・9%(いずれも世帯平均視聴率)。

井ノ原演じる浅輪直樹を中心に、警視庁捜査一課特別捜査班(特捜班)の個性派刑事たちが事件解決に挑む姿を描いている。

ある夜、青柳靖(吹越満)は突然、見知らぬ少女に「助けて!」と抱きつかれる。一緒にいた恋人の垣内妙子(遠藤久美子)、矢沢英明(田口浩正)も驚くが、3人をさらに驚愕(きょうがく)させたのは、少女に連れて行かれた一軒家にあった男性の遺体だった。

その少女は若き天才と世間から注目を集める19歳の画家・神崎えりな(尾碕真花)で、亡くなっていたのは画商の伊藤伸雄(二階堂智)。伊藤とえりなは同居していた。監察医・早瀬川真澄(原沙知絵)が検視した結果、死因は窒息死と判明した。

伊藤は絵画を気軽に購入できるシステムを開拓し、“美術界の革命児”と呼ばれている人物だった。小宮山志保(羽田美智子)と国木田誠二(中村梅雀)が探ったところ、彼に恨みを抱く人物は多いとわかる。その筆頭が、美術界の大家にして老舗画廊を営む小鳥遊幸哉(冨家規政)。直撃した直樹と新藤亮(山田裕貴)の前でも、小鳥遊は伊藤が美術界の品位をおとしめていたと語り、死者への憎しみを隠そうとしなかった。それだけでなく、小鳥遊と伊藤はえりなのことで深い因縁があった。えりなの才能を最初に見いだしたのは小鳥遊だったが、えりなは彼のもとを去り、伊藤を頼っていたのだ。

えりなは自分の母親・神崎さつき(長田奈麻)が伊藤を殺した犯人だと言い出した。さつきはえりなを幼い頃に施設に預けて姿を消していたが、娘が天才画家として脚光を浴びたとたん現れ、彼女を引き取ろうとしていた。事件の起きた夜もさつきが伊藤を訪ね、もめていたとえりなは証言するが…。