NHK連続テレビ小説「おちょやん」(月~土曜、午前8時)の14日に放送された最終話の平均視聴率が18・4%(関東地区)だったことが17日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は65話の18・9%。

上方女優の浪花千栄子をモデルに描くドラマ。主人公の竹井千代役を杉咲花が演じる。シンガー・ソングライター秦基博が主題歌を担当し、書きおろしの新曲「泣き笑いのエピソード」で盛り上げる。

あらすじは、女優・竹井千代(杉咲花)が、再び舞台に立つ日を迎えた。千代と一平(成田凌)が舞台「お家はんと直どん」の元恋人役で、始終笑いに包まれながら物語は進んでいった。そして最後の場面で今回新たにせりふを追加したシーンとなり、千代は「もしあのまま、私ら一緒にいてたら、どないな人生があったんやろか」と話すと一平は「そないなこと考えてもしゃあないやないがな」と返し、「そうですな、今ある人生、それが全てですなあ。愛するわが子と出会うこともでけへんかった」と言って2人は穏やかな笑みを浮かべた。そして最後はお互いに「おおきに」と言い合い、千代は「生きるっちゅうのは、ほんまにしんどうて、おもろいなあ!」と言って涙を浮かべた。袖で見ていた出演者らも涙を浮かべ、会場からは拍手が鳴りやまず、千代が1日だけ出演した舞台の幕が閉じた。その晩、芝居を見た春子は千代に看護師になることを話し、2人は月夜に照らしたビー玉を眺めた。その後、一平は灯子との子の新平と、千代は春子と…。