歌舞伎俳優の2代目片岡秀太郎(本名・片岡彦人)さんが23日、慢性閉塞性肺疾患のため、大阪府吹田市の自宅で亡くなっていたことが27日、分かった。79歳。松竹歌舞伎座宣伝部が発表した。

秀太郎さんの訃報を受けて息子の片岡愛之助(49)が松竹を通じてファクスで悲しみのコメントを寄せた。

「父は私を歌舞伎の世界に、そして、松嶋屋に入れてくださった大恩人で有ります。普段はとても優しいのですが、芝居の事となると兎にも角にも厳しい方でした。上方にこだわり上方の歌舞伎に情熱を注がれていました」と養子として迎えられ大切に育てられたことを感謝。「これからもなお一層、秀太郎イズムを踏襲したいと思っております」とつづった。