女優黒島結菜(23)がヒロインを務める22年前期のNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」の出演者が1日、同局の公式ツイッターで発表された。ヒロイン・比嘉暢子の妹・歌子を、上白石萌歌(21)が演じる。上白石は朝ドラ初出演。実姉の上白石萌音(23)は21年後期朝ドラ「カムカムエヴリバディ」でヒロインの1人を演じることが発表されており、姉妹で朝ドラ出演が続くことになる。

106作目の朝ドラ作品で、沖縄から東京へと料理の夢を追うヒロインと、個性豊かな4きょうだいの絆を描く。上白石演じる歌子は比嘉家の末娘。歌好きで、シャイで病気がちな妹という役どころだ。上白石は「長年の夢であり目標であった連続テレビ小説で私の名前の一部である“歌”のつく役を演じさせていただけること、なにか大きな運命を感じます。歌子は幼いころから体が弱く恥ずかしがり屋、一方で歌を心の底から愛している女性です。私も歌子も歌によって生かされているということから、深く繋がっていけそうな予感が今からしています」と話す。

初出演の朝ドラについては「連続テレビ小説の世界で生きる人物たちは、誰もがひたむきで目の奥に光を感じます。今までも数々の作品に、何度も心を灯してもらってきました」と印象を語り、「私も生き生きとした光を纏えるよう、1日の始まりの活力をお届けできるよう、誠心誠意この作品に向き合って参ります」と意気込む。

舞台となる沖縄については「沖縄料理が大好きで、思えば気心の知れた仲間たちと集うとき、その真ん中にはいつも沖縄料理がありました。沖縄料理には人と人との心を近づける気さくさと温かさがあると思います。ちなみに1番好きな沖縄料理はにんじんしりしりです!」と話している。

「ちむどんどん」は沖縄の言葉で「チム(心臓)」が高鳴る様子のこと。沖縄の本土復帰から50年の節目に放送される。

映画「パッチギ」や朝ドラ「マッサン」の羽原大介氏のオリジナル脚本作で、語りは沖縄出身のジョン・カビラが担当する。

出演者発表は3週にわたり行われる予定で、この日、暢子の母親・優子を仲間由紀恵(41)、父親・賢三を大森南朋(49)、兄・賢秀を竜星涼(28)、姉・良子を川口春奈(26)が演じることが発表された。

2週目は「沖縄の人々」、3週目は「東京や鶴見の人々」を予定している。