成田凌(27)が6日、都内で行われた細田守監督(53)のアニメ映画「竜とそばかすの姫」(16日公開)完成報告会見で「生まれて初めて見た映画『デジモン』じゃないかな!!」などと、細田守監督(53)作品への熱い愛を訴えた。

成田は劇中で中村佳穂(29)演じる主人公の17歳の女子高校生・すずの同級生で、バスケ部で活躍する久武忍を演じた。細田監督の作品への出演は今作が初めてだが、この日の会見の冒頭で過去の同監督作品の映像が流れると「もちろん、全部見てますし!」と声を大にした。

細田監督は、1999年(平11)の劇場映画デビュー作「劇場版デジモンアドベンチャー」、00年の「劇場版デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!」をはじめ、09年「サマーウォーズ」などインターネットの世界を、肯定的に描いてきた監督として知られる。成田は「SNSと本人が近かったり…考え方はそれぞれ、持っていると思いますけど、肯定的に描くのが難しい。いい部分、悪い部分に触れながら。美しく歌と映画で表現…違うなと思う」と細田監督の世界観と「竜とそばかすの姫」を絶賛。「(アフレコ中)『サマーウォーズ』の話も聞いて『あの時、あいつもオーディションにいたんだ』と…。ファンです、ファン」と細田監督との裏話を喜々として語った。

試写の感想を聞かれると「始まって数秒で、すごい作品が始まったと思ったし、中村さんの歌がすごかった。見たと言うより体感した感じ。自分の声は緊張して覚えてない」と、歌手が本業の中村の歌を含めて絶賛。「中村さんのファン。(歌声を)聴けるんだとウキウキした。1つの音も出しちゃいけない、声をかけてもいけない…」とアフレコを振り返った。