NHK連続テレビ小説「おかえりモネ」の6日に放送された第60話の平均世帯視聴率が11・5%(関東地区)だったことが10日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は第1話の19・2%。

朝ドラ104作目となる「-モネ」は、「海の町」宮城県気仙沼で生まれ、「森の町」同・登米(とめ)で青春を送るヒロイン「モネ」こと永浦百音(清原果耶)が主人公。モネは天気予報の可能性を知り、やがて気象予報士を目指していく。

あらすじは、100パーセント自分のためと車いすマラソンの練習に励む鮫島(菅原小春)の姿や話を聞いて心動かされる百音(清原果耶)。人の役に立ちたいという目標について、さらに思い悩んだ。百音は「チーム・サメジマ」を立ち上げ、さらにはサポートに医師の力も必要だということになり、菅波(坂口健太郎)に頼んでみることにした。しかし、東京と登米を毎回往復する時間がないと菅波に断られた。後日、百音は再び菅波が洗濯しにやって来た時、ずっと以前に言われた「あなたのために助かりましたという言葉は麻薬です」の意味について尋ねた。すると菅波は「気持ちいいでしょ単純に。全ての不安や疲れが吹き飛ぶ。自分が誰かの役に立った、自分には価値がある、そう思わせてくれる。自分が無力かもしれないと思っている人間にとって、これ以上の快楽はない。脳が言われた時の幸福を強烈に覚えてしまう。麻薬以外のなにものでもない。そしてまた言われたいと突っ走ってしまう。その結果、周りが見えなくなる。行き着く先は全部自分のためだ。そうやって僕は、ある人の人生を奪いました」と告白した。