ニューヨークで9月13日に開催されるファッションの祭典「METガラ」で、出席者に新型コロナウイルスワクチン接種とマスク着用を義務付けることが明らかになった。

新型コロナウイルスの感染拡大で昨年に続き、今年も従来の5月から4カ月遅れての開催となる。ニューヨーク市は3日、全米の都市ではじめて飲食店やバーの店内飲食や屋内の娯楽施設等を利用するにはワクチン接種証明の提示が必要となる「ワクチン義務化」を発表しており、それを受けての対応とみられる。

米ピープル誌によると、出席者はワクチン接種証明書の提示がなければ会場に入ることはできず、屋内では飲食時以外は常にマスクを着用することも求められるという。ゲストだけでなく、関係するスタッフも同様にワクチン接種証明が必要だと伝えている。METガラは、歌手レディー・ガガら多くの著名セレブが毎年参加することで知られている。

今年のテーマは、「イン・アメリカ:レキシコン・オブ・ファッション(アメリカにおけるファッションの語彙=ごい)」で、ニューヨーク・ポスト紙はテニス界のスター大坂なおみ、歌手ビリー・アイリッシュ、俳優ティモシーシャラメらが共同で司会を務めると伝えている。(ロサンゼルス=千歳香奈子)