元乃木坂46の女優伊藤万理華(24)が7日、都内で、主演映画「サマーフィルムにのって」(松本壮史監督)の公開記念舞台あいさつに出席した。

劇中では、時代劇オタクで時代劇映画の製作に挑戦する女子高生、ハダシを演じた。公開を迎えて「本当に、ハダシとしても、私としても、すごく感慨深いなって思います」と笑顔。前日は寝られなかったという。「さすがに緊張しました。(映画が)世に放たれるって思うと。作る立場の役に入っていたので、二重でそういう気持ちがありました」と話した。

共演の俳優金子大地(24)は「うれしいです。今見るべき映画というか。少しでも元気になってもらえればと思いますね」と喜んだ。司会者から伊藤の演技について聞かれ、「最高っす」と笑顔。「伊藤さんにしかできないハダシだなっていうか、本当にびっくりですね。リスペクトします」と絶賛した。

映画は昨年撮影。コロナ禍で撮影が中断したこともあった。撮影中断を伝えられた当時に、ポスターなどの写真を撮影したという。伊藤は「やけくそで叫んでいたところの写真が使われています」と笑顔で明かした。「『なんで中止なんだ~!』みたいな。やるしかない、っていう感じで叫んでいました」と振り返った。

イベント終盤、あらためて公開を踏まえて、伊藤は「こういう状況になってしまって。作品の中でも、映画の未来の話をしているんです。まだ不安が拭い切れない状況が続いているんですけど、この作品を見たことによって希望が見えるとうれしいです」とあいさつした。17年の乃木坂46卒業後、初の主演映画。「スクリーンの前で、こうしてごあいさつができていることが感慨深いです。これがちゃんと続くように、映画がなくならないように、私たちも作り続けていけたらなって思います」と伝えた。 イベントには共演の河合優実(20)祷キララ(21)らも出席した。