演歌歌手水森かおり(47)が11日、東京・北区の「渋沢×北区青天を衝け大河ドラマ館」の1日館長に就任した。

北区出身の水森は「北区アンバサダー」を務めている。NHK大河ドラマ「青天を衝け」(日曜午後8時)の主人公・渋沢栄一は、後半生を区内にある飛鳥山付近で過ごしたこともあり、同館が設立された。その縁もあり、水森が1日館長を務める運びとなった。

水森は渋沢について「(自分は)北区にうまれ、小さい頃からすごい方と聞いて育った」と話した。1日館長に任命され「子どもながらに、渋谷区、世田谷区出身と言いたかったけど、北区に生まれて良かったなと(笑い)。誇りに思う毎日です」と感激した。

同館周辺で、小さい頃から遊んでいたという。「こういう形で大河ドラマを通して、全国の皆さんに北区を知っていただけたらうれしいです」。北区アンバサダーには平成20年に就任したが「やっとアンバサダーらしいことができた!」とニッコリ笑った。