今年1月にアニメ映画化が発表された漫画家井上雄彦氏の代表作「SLAM DUNK」が、来年秋に公開予定であることが13日、公式SNSなどで伝えられた。

YouTube公式チャンネルやツイッターで、監督・脚本を井上氏が務めることや、スタッフらの名前が表示され、さらに主人公桜木花道らが所属する湘北高校のメンバーが円陣を組む様子が描かれた動画が公開され、井上氏もツイッターで「お知らせです」と伝えた。

「SLAM DUNK」は週刊少年ジャンプ(集英社)で1990年42号から96年27号まで連載された、井上氏による少年漫画。高校バスケを題材に選手たちの人間的成長を描き、国内におけるシリーズ累計発行部数は1億2000万部以上。手に汗握る試合の描写やバスケットボールに青春を懸ける登場人物たちが中高生の共感を呼び、圧倒的な支持を受けた。

その影響からバスケを始める少年少女が続出し、テレビ朝日系で93年10月から96年3月までアニメが放送され、ゲームなども製作された。

06年には、若いバスケットボール選手を支援するための「スラムダンク奨学金」が設立され、18年には全カバーイラスト描き下ろし、物語の節目ごとに巻を区切り直した新装再編版(全20巻)も刊行。20年には、イラスト集『PLUS/SLAM DUNK ILLUSTRATIONS 2』が刊行されている。