俳優の千葉真一さんが19日午後5時26分、千葉・君津市の病院で死去した。82歳だった。

千葉さんの死を海外メディアも報じた。ハリウッドスターをはじめ、世界の映画やエンターテインメント情報を報じる米バラエティー誌の電子版は、千葉さんが2003年(平15)のクエンティン・タランティーノ監督の米映画「キル・ビル」に出演したことを紹介し「格闘技の伝説で『キル・ビル』に出演した、俳優のサニー・チバが新型コロナウイルス合併症で死す」と報じた。

同誌は、千葉さんが「60年代から2010年代まで、数え切れないほどの日本映画と、幾つかの米国の人気映画に出た」と紹介。「彼は、多くの作品で卓越した武道の技を披露し、キャリア晩年は戦闘シーンの振り付けを行った」とも紹介した。

また、千葉さんが福岡県出身で、日本体育大で武道を始め、極真会館の前身・大山道場の門下生として、大山倍達総裁に学び、黒帯を取得したことなども紹介した。千葉さんは、大山総裁の半生をベースとした劇画「空手バカ一代」を実写化した、東映の「けんか空手シリーズ」に主演した。