英王室を離脱したヘンリー王子とメーガン妃夫妻が、アフガニスタンが反政府武装勢力タリバンに制圧されたことを受け、「世界は非常に脆弱(ぜいじゃく)です。アフガニスタンの状況に非常に心を痛めており、言葉がありません」と声明を発表した。夫妻が運営する財団アーチウェルの公式サイトを通じて17日、アフガン情勢やカリブ海のハイチで先週起きた大地震についてコメントを発表した。

首都カブールを制圧したタリバンから逃れようと多くの人が空港に押し寄せるなど大混乱が生じているアフガンの現状と共にマグニチュード7.2の大地震で甚大な被害が出ているハイチの惨状、新型コロナウイルスの新たな変異種が世界中で猛威を振るっていることについて触れ、「人や地域社会が苦しんでいる時、私たち一人一人が気が付いているかどうかにかかわらず、彼らと一緒に苦しんでいます。私たちは苦しみの状況で生きることを意図していませんが、それを受け入れるよう条件付けられています。自分が無力だと感じるのは簡単ですが、私たちは自分たちの価値観を一緒に行動に移すことができます」とコメント。アフガンやハイチで支援活動を行っている慈善団体への支援を求めると共に、世界のリーダーたちに向けて今秋の国連総会やG20首脳会議などで各国間で人道的な対話を迅速に進めるよう懇願している。

一方、10年間所属した英国陸軍から兵士としてアフガニスタンに2度派遣された経験を持つヘンリー王子は、自身が主催する負傷した兵士たちを対象にしたスポーツイベント「インビクタス・ゲーム」の公式ツイッターを通じて、退役軍人たちがお互いに支援しあうよう呼びかけた。「インビクタスのネットワークやより幅広い軍のコミュニティーにアクセスし、お互いに連絡を取り合い、支援を提供し合うことを推奨します」とつづっている。(ロサンゼルス=千歳香奈子)