俳優川崎麻世(58)と女優野村真美(56)がダブル主演を務める映画「ある家族」(ながせきいさむ監督)の大阪での公開初日の舞台あいさつが20日、大阪市内で行われた。

同作が初主演となる川崎は舞台あいさつに出席予定だったが、19日に新型コロナウイルスに感染していること判明したため、欠席した。

野村、シンガー・ソングライターの寺田もか(19)らが登壇して行われた。状態は落ち着き、自宅療養している川崎に野村は「大丈夫だろうと信じています」と気遣った。川崎は地元・大阪での舞台あいさつを楽しみしていたといい「さぞかし、残念な思いでいると思います」と話した。

同作は、児童福祉法改正により小規模住居児童養育事業として実施された「ファミリーホーム」を舞台とした物語。養育者としてホームを経営する主人公夫妻を川崎と野村が演じた。

川崎が作詞・作曲した「ママに逢いたくて」を劇中で歌う寺田は「ママが亡くなる悲しいシーンで流れる音楽で映像とぴったりと合う。本当にいい曲で、歌わせていただけることを光栄に思います」と笑顔で話した。