ドラマ撮影中の事故で脊髄損傷の大けがを負った俳優の滝川英治(42)が、東京パラリンピック開会式の映像出演から一夜明け、「まだ興奮が冷め上がりません」とつづった。

滝川は24日に行われた同式典に映像出演。会場を「パラ・エアポート」という空港にみたてた演出で、管制塔から全体に号令を出すクルー役を務めた。

25日にツイッターを更新し、「東京パラリンピック開会式。始まりのホイッスルを吹かせて頂きました」と、同式典で披露した青い衣装姿の写真とともに報告。

「世界的な祭典に参加させて頂き、本当に光栄に思います。一晩経ってもまだ興奮が冷め上がりません」と心境をつづり、「この大会がインクルーシブ(※)な社会への第一歩となりますように」と願った。

滝川は「リポビタンD」のCMやミュージカル「テニスの王子様」などでブレーク。17年にBSスカパー!のドラマ「弱虫ペダル2」の撮影中で自転車に乗っていたところ、転倒し、脊髄損傷を負い、車いす生活となった。フリーアナウンサーの滝川クリステルはいとこ。

※「インクルーシブ」とは、日本語訳で「全てを含んだ」といった意味。