テレビ朝日系連ドラ「ドクターX」(木曜午後9時)で、西田敏行演じる蛭間外科分院長の、ちょっとドSな秘書役が話題だ。女優結城モエ(27)。27日、都内で取材に応じた。

高視聴率ドラマの参加は「本編に出られるなんて夢にも思っていませんでした。私でいいんですかって、感じでした」。西田については「最初は緊張しました。オーラがすごくて貫禄があって。でも、あんパンの差し入れをいただいたり、優しく声をかけてくださったりして、とても親しみやすいです」。

共演シーンは西田や遠藤憲一らベテラン陣が多く、とても刺激を受けているという。「現場の空気感をとても大事にされていて、自由に演じられているように思います。私は、こう演じねばみたいな、構えが先にあって、もっと、自由に演じた方がいいと思うようになりました」。

女優デビューして5年目。昨年は日本テレビ系「ギルティ」やTBS系「恋する母たち」などに出演し、いずれも、小悪魔的な悪女ぶりが評判を呼んだ。「悪女でも不倫でも、その人にとっては葛藤や背景があると思う。だからこういうことをしてしまうんだっていうことを理解して演じてはいます」。悪女役が評判なことについても「そう見られているのは、ある意味その役をまっとうできているので、役割を果たしているのかな」と笑った。

幼少から家族でNHK大河ドラマが大好き。強い女性に憧れており、大河でそんな女性を演じることが目標だ。【竹村章】

◆結城(ゆうき)モエ 1994年(平6)5月18日、福岡県生まれ。慶大法学部在学中にミス慶応に参加。現在の事務所に所属し、卒業後に女優デビュー。来年1月スタートのWOWOWの連ドラ「だから殺せなかった」に出演。特技はピアノ、作曲。身長165センチ。スリーサイズはB87-W63-H86センチ。