櫻坂46が10月31日、さいたまスーパーアリーナで、全国ツアーの千秋楽公演を開催した。昨年欅坂46から櫻坂46に改名して初のツアーで、最新シングル「流れ弾」などを次々とパフォーマンスした。

本編後半の「Buddies」で、山崎天が「櫻坂46としての初めての全国ツアーも、いよいよ千秋楽です! 私たちのライブ、いかがでしたか~!」と尋ね、大きな拍手を浴びた。「全国のBuddies(ファンの愛称)に出会えて、本当に幸せです。次会える時はもっともっと大きなグループになっていることを約束します! みんなで1つになりまししょう! みんな、大好き~!」と叫び、両手を広げた。

アンコールでは、武元唯衣が「みんなで助け合って、ここまで来られたと思うので。今日ここにみんなで立ててうれしいなって思います」と言って涙ぐんだ。藤吉夏鈴は「櫻坂になってから無観客が多くて。メンバー自身も寂しいなって思うことが多かったんですけど、やっとこうやってやっと対面してライブをすることができてうれしいですし、ファンの皆さんのぬくもりがじかに感じられて、すごく幸せです!」と笑顔で感謝した。

さらに、キャプテン菅井友香から話を振られた「流れ弾」センターの田村保乃は「そうですね…」と声を詰まらせ、涙した。「初めて櫻坂でこうしてツアーを回ることができて。今日来てくださった皆さんもそうだし、回ってきた地方の皆さんの姿が、鮮明によみがえってきて」と感慨を込めた。声を震わせながら、「すごく皆さんに支えられていると思いました。これからも頑張ります。ありがとうございます」と頭を下げた。

その後、改名後再スタートから1周年を記念した「1st YEAR ANNIVERSARY LIVE」を12月9、10日に東京・日本武道館で開催することが発表された。「流れ弾」の活動をもっての卒業を発表している守屋茜、渡辺梨加にとってはラストライブとなる。

ラストの「櫻坂の詩」を披露した後、菅井は「メンバーみんな1人1人が櫻坂の一員として輝いてくれてうれしいなって思いますし、これからの櫻坂の可能性をすごく感じることができました」と笑った。「今こういった状況の中でも、ツアーを開催させていただいて本当にありがたいなと思いました。本当にありがとうございました」と伝え、全員で頭を下げた。