1日に解散したV6のメンバーで俳優の岡田准一(40)が6日、都内で行われた「anan AWARD 2021」の表彰式に出席し、12日にデビューするジャニーズ事務所の後輩の7人組グループ、なにわ男子にエールを送った。同賞はその時代の象徴となったアーティストらに贈られる。

式では岡田が大賞、なにわ男子がホープ賞を受賞した。V6は先輩グループの光GENJIが解散した95年にデビュー。なにわ男子はV6の解散年にデビューとなり、岡田は「サイクルがある中で、V6となにわ男子にも何かあるのかなと思っています。勝手に愛着があって応援しています」と語った。

表彰式後の取材時には、なにわ男子でリーダーを務める大橋和也(24)に「自己紹介して」と何度もむちゃ振り。大橋が全力でこなすと、俳優部門を受賞した女優の黒木華らに「よかったら応援してあげてください」と笑顔で紹介した。自身のことを「岡田君」と呼ぶ後輩たちには「うちには君呼びするルールもあるんだけど、40代以上には『さん』付けしなさい」と指導も。なにわ男子は大半のメンバーが関西出身で、イメージキャラクターを務める大阪・ひらかたパークに話が及ぶと「CMにぜひみんなで出てもらって」とオファー。緊張しきりだったメンバーも笑顔で「ぜひお願いします!」と応じていた。

最後はこれから走り始める後輩へ向けて「本当にキラキラしていて希望があると思いますけど、それぞれの個性を見つけて自覚をして、きっちり楽しんで。忙しさに負けずに自分たちで1歩1歩歩み続けていってくれることを願います」とエール。「いろんなことがあると思いますけど、仲間がいるから乗り越えられることもあると思うので、そういう関係性になっていきたいですよね」と最後まで1人も欠けることなく走りきったV6のメンバーらしい言葉で締めくくった。

同賞はこのほかアスリート部門を柔道の阿部一二三、詩きょうだい、アクター部門を望海風斗、声優部門を櫻井孝宏、ミュージック部門をCreepy NutsのDJ松永が受賞した。柔術に詳しい岡田は阿部きょうだいとの対面に「すごく心の中では踊ってます。裏で応援していますと言ってしまいました。本当に応援しています」と笑顔。一二三に「(柔道の襟の)グリップとかどうしてるんですか」と質問も投げかけ「指を引っかけた方がいいです」とアドバイスをもらっていた。