女優の東ちづる(61)が9日、ツイッターを更新。難病と闘う夫を介護した過去を振り返り、「あの2年がまだずっと続いていたら、どうなっていたかわからない。レスパイト入院があればと思う」とつづった。

東は「難病患者や重度障害のある方ご本人はもちろんのこと、介護・介助をする家族もなかなか伝えられない辛さがある」と書き出し、「私は夫が寝たきりだった2年間強が、本当にしんどかった」と、振り返った。

東は2012年、夫の堀川恭資さんが、首の筋肉が意思とは関係なくけいれんしたり左右に傾く「ジストニア痙性斜頸(けいせいしゃけい)」で闘病していることを週刊誌で公表していた。「彼は毎日5回以上『僕はどうなるのかなあ』『僕は治る?』『なんでこうなったのかなあ』と私に尋ねた。『治るよ!』『回復させるよ』『大丈夫!』こう言うたびに私の心は擦り減った」と当時を回想。「治療法がないから入院できなかった」といい、「短期間でも入院できていたら、お互いに解放されてラクになる時間が持てたと思う。あの2年がまだずっと続いていたら、どうなっていたかわからない」とつづった。

そうした経験から「レスパイト入院があればと思う」と、東。レスパイト入院について、続くツイートで「レスパイト(respite)とは、"休息""息抜き"という意味。地域で在宅介護・医療を受けている方や、ご家族や介護者の休養を目的とした短期入院。ご本人やご家族の休息目的や、介護者の事情等により一時的に自宅での療養継続が困難となった場合にご利用できる」と説明した。