関西ジャニーズJr.出身の7人組グループ、なにわ男子が12日、待望のCDデビューを果たした。この日はチャーター機で大阪から東京へ移動。“なにわのビートルズ”さながらの異例の演出で羽田空港に降り立ち、デビュー曲「初心LOVE(うぶらぶ)」をパフォーマンスした。同曲は発売初日で売り上げ50・3万枚(オリコン調べ)に到達。期待の新星王道アイドルグループが華々しくスタートを切った。

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なにわ男子のライブなどでプロデュースを手掛ける関ジャニ∞大倉忠義(36)は「自分もまさか一緒にチャーター機に乗せてもらえる日が来るなんて。感慨深いものがありました」と笑顔。「ここからいろんなアーティストの方と肩を並べられるようになるわけですから、自分たちの個性をもっと見つけて、強くして、輝ける存在になってほしいです」とエールを送った。

大倉のプロデュースについて、藤原丈一郎(25)は「ライブとかでも、格好つけるときはめっちゃ格好つけて、かわいいところはすごくかわいく、っていうのを的確にアドバイスをくれて、道を照らしてくれます。僕たちも7人でその道に向かえるので本当にありがたいです」と感謝した。

大倉は、なにわ男子の強みについて「やっぱりジャニーズアイドルのオーラもまとってるような気もしますし、ど真ん中のJ-POPを歌えて、歌謡の要素もあって。いろんな方になじんでもらえると思う」と答えた。前日11日の日本テレビ系「ベストヒット歌謡祭」でなにわ男子のパフォーマンスを目の前で見た村上信五(39)は、「仕上がってんな~」とつぶやいていたという。

昨年7月28日の「なにわの日」には、ジャニーズ事務所の関西陣が一堂に会するオンラインイベントを行った。「万博のある2025年に向かって大阪が注目される時期ですし、僕たちも関西を盛り上げたい。やっぱり故郷も大事にしてほしいですね」と願った。