NEWS増田貴久(35)が19日、主演ミュージカル「ハウ・トゥー・サクシード」(20日初日)の取材会を東京・渋谷の東急シアターオーブで行った。昨年9月以来の再演となる。

60年代に米ブロードウェーで初演され、11年にはダニエル・ラドクリフ主演でトニー賞8部門にノミネートされた話題作。ビルの窓ふきから大企業に転じた若者が成功を目指す姿をコメディーで描く。

質疑で「ラドクリフ」の名前が出ると、増田は「世界と比べる感じになってる?」。演出のクリス・ベイリー氏から「ラドクリフと同じように、増田さんもすてきな方。一生懸命お稽古を積んでユーモアたっぷりに皆さんを引っ張り、謙虚な姿勢をリスペクトしています」と絶賛され「ラドクリフとまったく一緒でございます」と胸を張った。

増田の取り組みが熱心すぎて、休ませるためにクリス氏がオフ日を作ったことも明かされた。増田は「稽古をバラしてくれて、唯一休めた。『デートに行くな』と言われて、家でじっとしていました」と話した。

ポップな楽曲と、スタイリッシュなダンスの大きな見どころとなる。この日は、出演者とアンサンブルが息を合わせたダイナミックなダンスシーンも披露。増田は「稽古場のダンスシーンはみんなフラフラになってます」と笑わせた。

50%の客席で行われた昨年の初演を振り返り、「舞台に立てることに改めて感謝する機会になった」。また「初演の時も最高のものができたと思っているが、新たな気持ちで新しいものを作っている感覚。自分をしっかり超えたいと取り組んできた。ここ最近でいちばん楽しかったという時間を届けられたら」と話した。

唯月ふうか、松下優也、雛形あきこ、黒須洋嗣、林愛夏、ブラザートム、春野寿美礼、石川禅も登壇した。