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乃木坂46、古参メンバー卒業相次ぐも10周年へ新世代が新しい歴史築く

[2021年11月22日4時0分]

: 最新シングル「君に叱られた」を披露する乃木坂46。中央は賀喜遥香

乃木坂46が21日、東京ドームで「真夏の全国ツアー」ファイナル公演を開催した。4年ぶり2度目の東京ドームライブ。卒業生も増えて顔触れも変わったが、新世代も活躍してファンを魅了した。

結成10周年で過渡期を迎えているが、初の日産スタジアム公演も決まった来年のデビュー10周年に向け、一致団結して歩みを進める。

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本編終盤、出演したメンバー全38人が登場。キャプテン秋元真夏（28）の掛け声で円陣を組んだ。

代表曲の1つ「きっかけ」。エース齋藤飛鳥（23）に始まり、1人1人が、1～2フレーズずつをソロで歌い、つないでいった。1期生から4期生まで、歌が得意なメンバーもそうでないメンバーも、それぞれの歌声で表現した。ラストのサビは、紙吹雪が舞う中、全員で歌いあげた。結成10周年。若手を含めた新しい乃木坂46も、変わらない「らしさ」も届けた。

歌唱前に、若手メンバーが次々と誓いや覚悟を明かした。18年11月に加入した4期生の賀喜遥香（20）は「10年という言葉を聞いて、先輩方の偉大さに驚くばかりです。でも、そんな偉大なグループだからこそ、私たち後輩も大切に守っていきたいと思います。これからの乃木坂46を、皆さんと一緒に築き上げていけたらうれしいです」と呼び掛けた。

16年9月に加入し6年目に入った3期生には、既にグループの中心となって活躍するメンバーも多い。山下美月（22）は「結成から10年、私はその歴史の半分しか知りません。ゼロから立ち上げ、成長し続け、こんなにもたくさんの方々に愛されるグループを作り上げた先輩方には尊敬と感謝の気持ちでいっぱいです」と伝え、「この歴史を私たちで終わらせるわけにはいきません。乃木坂46は私たちが守り続けます！」と力強く誓った。

高山や、年末をもっての卒業を発表している生田絵梨花（24）、来年1月末頃に卒業予定の新内眞衣（29）ら、長年グループを支え続けたメンバーの卒業が続く。それでも来年5月14、15日にはデビュー10周年記念ライブをグループ史上初の会場、横浜・日産スタジアムで開催することも発表された。秋元は「乃木坂46は変化の時を迎えています。新しい時代を作るのは、ここにいる若い後輩たちです。未来の可能性を持った後輩たちと一緒に、乃木坂を育てて、そして成長していきたいと思います」とスピーチした。【横山慧、松尾幸之介】

＜乃木坂46のシングル記録＞

オリコンによると、12年5月発売の2枚目シングル「おいでシャンプー」から今年9月発売の最新曲「君に叱られた」まで、27作連続で週間ランキング1位を獲得している。これは女性アーティストの連続1位獲得作品数として歴代2位。ミリオン（売上100万枚）達成作品は9作を数え、女性アーティスト歴代2位となっている。また、今年に発売した3作品全てがランキング1位を獲得。いずれも初週売上で50万枚を超えた。

09年から集計している上半期ランキング記録では、今年のアーティスト別セールス部門トータルランキングでトップに。女性アーティストの中では、18年から4年連続1位となっている。（11月22日現在）