NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(月~土曜午前8時)の1日に放送された第23話の平均世帯視聴率が17・7%(関東地区)だったことが2日、ビデオリサーチの調べで分かった。これまでの最高記録は第19話の17・2%だった。

同作は昭和、平成、令和と時代が流れる中、ラジオ英語講座とともに歩んだ祖母、母、娘と3世代のヒロインを描き、舞台は京都、岡山、大阪。1925年の日本でのラジオ放送が始まった日、岡山で生まれた少女、安子のドラマから描かれる。大正末期からの岡山編は上白石萌音、昭和30年代からの大阪編で深津絵里、昭和40年代からの京都編は川栄李奈が演じる。

あらすじは、民家の軒先で聞いたラジオ番組「英語会話」と出会った安子(上白石萌音)。その放送は平川唯一(さだまさし)という講師の英語会話の第1回放送で、安子はその放送を聞き入ってしまった。それから毎日、仕事の終わりにるいをおぶい民家に立ち寄っては耳を傾けた。そんなある日、聞き耳を立てていて空き巣と間違われそうになった家の前で、その家の主婦小川澄子(紺野まひる)から、声を掛けられた。試行錯誤しておいしくなった芋あめが子供に好評で売ってほしいということだった。あめを売ろうとしたその時、安子はその場で気を失ってしまった。るいの健康のために自分は食事を取らずに働いてばかりいたからだった。澄子の家で目を覚ました安子。晩ご飯にもお世話になり、さらに英語講座を澄子の家で聞くことも許された。そのお礼に澄子の子供のほつれた服の繕いをした。きれいに出来上がった服を見た澄子は、さらに近所さんをあたって安子に繕い物の仕事を紹介した。安子は繕い物の注文してくれたお客に、芋あめをおまけとして渡すと、その芋あめがさらに評判を呼び、やがては売り歩かなくても注文だけで生活をしていけるようにまでなった。