米俳優アレック・ボールドウィン(63)が9日、米ニューヨークで行われたロバート・F・ケネディ人権賞の授賞式で司会を務め、映画の撮影セットで10月に起きた銃の誤射で撮影監督が亡くなった事故以来初めて公の場に登場した。

事故を巡って先週米ABCテレビで放送された独占インタビューで、ボールドウィンは「私は引き金を引いていない」と発言して物議を醸しているが、警察による捜査は現在も続いている。そんな中での登壇に、主催者のロバート・F・ケネディ元米司法長官の娘で弁護士のメアリー・ケリー・ケネディさんは、「彼は”ノー”の言い方が分からない。良い時も悪い時も、いつも必ず現れます。そんな彼を誇りに思います」と勇気をたたえた。授賞式にはハリス米副大統領も出席し、スピーチした。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)