NHK宮崎放送局で11年にわたって人気キャスターとして親しまれた、フリーアナウンサーの宮崎香子(33)が上京して活動を始めた。

生まれも小、中、高校も宮崎。宮崎国際大卒業と同時に、地元のNHK宮崎の契約アナになった。10年から14年まで昼の15分番組「ひるまえほっと宮崎」(月~金曜午前11時45分)のキャスター。15年4月から夕方のニュース「NHK ニュースイブニング宮崎」(月~金曜午後6時10分)のメインキャスターに抜てきされて“NHK宮崎の顔”を今年3月まで務めた。

宮崎アナは「就職活動中に人にものを伝える仕事に興味を持ったんです。契約アナを募集していて採用されました」。契約アナは最長5年契約だが、人気と実力を評価されて11年。2年前に横浜に住む宮崎出身の夫と結婚、2年間の“遠距離結婚”を経て、今年3月に退職した。「最後の1年はこれが最後と思いながら務めました。横浜に来てからは友達もいないし、コロナ禍でどうなるかと思っていました」。宮崎時代に面識のあったフリーアナ生島ヒロシ(70)から誘われ、会長を務める生島企画室に所属した。「NHK時代は宮崎で西郷隆盛さんゆかりの地を紹介する企画もやっていました。今は上野の西郷さんに会いに行きたい」と話している。【小谷野俊哉】

◆宮崎香子(みやざき・きょうこ) 1988年(昭63)2月23日、宮崎県生まれ。10年(平22)3月宮崎国際大卒。10年にNHK宮崎と契約して、14年まで「ひるまえほっと宮崎」メインキャスター。15~21年「NHKニュースイブニング宮崎」メインキャスター。163センチ。血液型A。