ジャニーズ事務所所属の“デビュー組”グループが総出演するライブイベント「Johnny’s Festival ~Thank you 2021 Hello 2022~」(ジャニフェス)が30日、東京ドームで初開催された。嵐の松本潤(38)が総合演出を手掛け、全13組がパフォーマンス。会場を埋めたファン4万人を沸かせた。

  ◇  ◇  ◇

序盤のMCで、NEWS増田貴久(35)は「ようこそジャニーズフェスティバルへ! 楽しんでますか!」と絶叫した。「このジャニーズファミリーで、音楽と元気を届けたいと思います。僕たちも久々のドーム楽しみにしていました!」。次々と各グループが登場するたび、4万人で埋まった客席は揺れた。

グループ同士のコラボパフォーマンスも披露。ジャニーズメドレーコーナーでは、SMAPの「SHAKE」や嵐の「Happiness」、V6の「愛なんだ」などを会場の各所で歌った。全員でチャリティーソング「smile」も歌った。感染予防で観客は声を出せなかったが、ジャニーズWEST重岡大毅(29)は「声は出せないけど、皆さんの思いは全部伝わっているから。めちゃくちゃ楽しんでください!」と笑顔でアピールした。

ライブ関係者によると、総合演出を担当した松本は、KinKi Kidsの2人と3人で打ち合わせをし、他のメンバーたちやスタッフとも入念に事前確認を行ったという。「各グループの良さが最大限に出せるように」と、ファンからのリクエストも募り楽曲を選択。4つの固定ステージや巨大ムービングステージなどを使ったド派手なフェスを完成させた。ライブの模様は来年1月2日から4日まで、国内と11の国と地域で配信される。

東京ドームでのジャニーズ主催有観客公演はコロナ禍以降初で、約2年ぶり。堂本剛(42)は「皆さんのマナーが良くて、(ライブ開催が)かなえられてきたと思う。今日も、みんなが一生懸命寄り添ってくれる、優しさにあふれた空間になっています」と感謝。堂本光一(42)は「2020年から世の中が変わってしまいました。皆さんと会える時間も減ってしまったと思いますけども、ここからが新たなスタートとなればいいなと思っていますし、今この時代をみんな一緒に生きているということを覚えていてほしいなと思います」と呼び掛けた。

13組71人、ジャニーズJr.やバンドメンバーらも含めると全103人で、年の瀬に最上級のエンターテインメントを届けた。【横山慧】