坂本昌行(50)海宝直人(33)が7日、ミュージカル「マーダー・フォー・トゥー」(8~23日、東京・シアターコクーン)の公開通し稽古を同劇場で行った。

オフブロードウェー・ミュージカルで、2人で13人のキャラクターを演じる。ピアノの弾き語りも大きな見どころ。初日を前に坂本は「まだコロナ禍でどうなるか分からない状況。今日、全員の陰性が確認されました。お届けできるのが楽しみ」、海宝は「いよいよ船出。明日から楽しみですし、気を引き締めていきたい」と語った。

せりふ、キャラクターの演じ分け、ピアノ、どれが難しいかと聞かれ、坂本は「どれも大変。乗り越えると楽しみがあると信じて、もがきにもがこうとやってきた。脳みその疲れ方は今までにないくらい」とした。

2人の息はぴったりで、坂本が「とにかくクレバー。フォローしてくれる。頼もしい方」と言えば、海宝も「すごくストイック。ピアノもずっと練習の音が聞こえてきた。足を引っ張るわけにいかない」と応じた。稽古時間を終えても2人で稽古場に残ることもあったそうで、海宝は「半分以上、通し(稽古)になったことありましたね」と振り返った。

坂本は、宝塚歌劇団元雪組トップスターの女優朝海ひかる(49)と昨年12月30日に結婚以来、この日が初の公の場。結婚の実感を聞かれると「年末バタバタの中だった。彼女も稽古していたので、ゆっくりする時間がない中でした。あまり実感は湧かないですね」と話した。

婚姻届提出は一粒万倍日を意識したという。「グループ活動の区切りは11月1日。しっかり区切りを付けた後に、と決めていた。その前も(一粒万倍日)あったんですけど、なにわ男子が出るとかで」と、後輩たちを優先したと笑った。

料理が得意な坂本。これまで作った中で評判の良かった料理を聞かれると「海水焼き。手羽先を塩水につけて焼く。シンプルだけど非常においしい」。

V6元メンバーからも祝福してもらったそう。坂本は「(三宅)健、(森田)剛、岡田(准一)はシンプルに『本当に良かったね』と、実感こもってた」と明かした。

これまではカウントダウンコンサートに出演して年末を過ごしていたが、これまでと違った年越しをした。坂本は「家でテレビで見て、こういう感じなんだなあ皆さんは、と思っていた。ごはん食べて、お酒飲みながら。若い子たちのすがすがしい姿は刺激になる。もしよければ、たまには(カウントダウンコンサートに)出てもいいかな」と笑った。

あらためて初日を前にした意気込みを聞かれ、海宝は「とにかく笑って楽しんでいただける作品じゃないかと思います。そのために必死で演じます」、坂本は「エンターテインメントの世界に生きる人間として、日本中、世界中を笑顔にしたい」と語った。大阪、仙台、松本公演も。