フジテレビとアニプレックスは17日、21年12月5日から同系で放送中のアニメ「鬼滅の刃 遊郭編」(日曜午後11時15分)で、16日放送の第7話で登場した妓夫太郎を、声優逢坂良太が演じると発表した。逢坂は「上弦の鬼という大事な役どころを演じるのはかなりのプレッシャーではありましたが、自分なりに他の役者の方にも引っ張ってもらいながら全力で演じております。ぜひ最後まで楽しんでいただければうれしいです」とコメントした。

また、アニメを制作するスタジオufotable描き下ろしの、第2弾キービジュアルも併せて解禁した。主人公竈門炭治郎(かまど・たんじろう、アニメの声=花江夏樹)と鬼殺隊最高位の剣士<柱>の1人、音柱の宇髄天元(声=小西克幸)が、上弦の陸(ろく)堕姫(声=沢城みゆき)と第7話で堕姫の中から突如現れた兄・妓夫太郎。二身同体の鬼の兄妹と繰り広げる戦闘の激しさを感じさせるビジュアルになっている。

「鬼滅の刃」は漫画家・吾峠呼世晴(ごとうげ・こよはる)氏原作の人気漫画で、16年2月15日発売の「週刊少年ジャンプ」で連載がスタートし、20年5月18日発売の同誌まで4年3カ月の間、休載なしで205話、掲載された。大正時代を舞台に、炭治郎が家族を殺した鬼と戦うために修業して「鬼殺隊」に入隊し、鬼と化した妹禰豆子(ねずこ、同=鬼頭明里)を人間に戻す方法を探して戦っていく物語。19年4月から9月までアニメ「竈門炭治郎 立志編」が放送され、人気が爆発的に高まった。

20年10月16日には原作漫画の7、8巻をアニメ映画化した「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」が公開され、興行収入403億円を突破。その「無限列車編」をテレビアニメ化して、21年10月10日からフジテレビ系で全7話が放送。第1話は煉獄(れんごく)杏寿郎(声=日野聡)が鬼殺隊本部を旅立ち無限列車へと向かう道中の任務を描いた完全新作エピソードで、第2~7話は、無限列車での任務を、約70カットの新作追加映像と新規追加BGM、完全新作予告編、新主題歌映像とともに描いた。

「遊郭編」は、劇場版を含めた「竈門炭治郎 立志編」に続くシリーズだ。