NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(月~土曜午前8時)の第54話が18日に放送された。時代劇とジャズを融合させる演出に「朝から良いものを見た」など、視聴者がうなった。

※以下ネタばれを含みます。

この日の放送では、関西一のトランぺッターを選ぶコンテストで、ジョーこと大月錠一郎(オダギリジョー)やトミー北沢(早乙女太一)らが競い合った。審査の結果、ジョーとトミーの票は真っ二つに割れ、決着をつけるため指定の曲を2人でセッションすることになった。

このコンテストと同時進行で、ヒロインるい(深津絵里)が住み込みで働く竹村クリーニング店の店主夫妻(村田雄浩、濱田マリ)は映画館で時代劇を見ていた。当初は若大将シリーズを見るはずが満席のため仕方なく時代劇「妖術七変化 隠れ里の決闘」を見ることに。

放送では、ジョーとトミーの見事なジャズセッション、時代劇の立ち回り、さらには竹村夫妻の「顔芸」を交互に流すという斬新な手法でストーリーを進めた。

この演出に多くの視聴者がツイッターで反応。

「ジャズと時代劇が入れ替わり立ち替わり 斬新な朝ドラ」

「ジョーとトミーの、トランペットと時代劇のセッション。朝から良いもの見た!」

「ジョーとトミーのセッションと時代劇映画のシンクロシーンに、言葉も無く見入ってしまった」

「トランペットコンテストの演奏と竹村夫妻の映画の反応がリンクしてて演出すごっ!!」

「今日のジャズセッションと大立ち回りの融合は圧巻でした!ちょっと鳥肌だったなー」

「朝から本格剣劇とジャズのコラボレーションが楽しめるなんて」

見事な演出に多くの視聴者が朝から盛り上がり「昼(の再放送)もう1回見る」という投稿も見られた。

なお、コンテストの「結果が分かるのは、明日のようです」とカムカムの公式ツイッター。

同作は昭和、平成、令和と時代が流れる中、ラジオ英語講座とともに歩んだ祖母、母、娘と3世代のヒロインを描き、舞台は京都、岡山、大阪。1925年の日本でのラジオ放送が始まった日、岡山で生まれた少女、安子のドラマから描かれる。大正末期からの岡山編は上白石萌音、昭和30年代からの大阪編で深津絵里、昭和40年代からの京都編は川栄李奈が演じる。