NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(月~土曜午前8時)の21日に放送された第57話の平均世帯視聴率が17・6%(関東地区)だったことが24日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高記録は第39話の17・9%だった。

同作は昭和、平成、令和と時代が流れる中、ラジオ英語講座とともに歩んだ祖母、母、娘と3世代のヒロインを描き、舞台は京都、岡山、大阪。1925年の日本でのラジオ放送が始まった日、岡山で生まれた少女、安子のドラマから描かれる。大正末期からの岡山編は上白石萌音、昭和30年代からの大阪編で深津絵里、昭和40年代からの京都編は川栄李奈が演じる。

あらすじは、錠一郎(オダギリジョー)のレコーディングやライブが延期になったという知らせが届き、不安に襲われるるい(深津絵里)。様子を聞こうと手紙を出すものの、返事は返ってこない。錠一郎は芸能事務所の社長令嬢・奈々(佐々木希)と病院を回っていたが、不調の原因はわからなかった。錠一郎は日常生活には支障がないが、トランペットを吹こうとすると体がうまく動かなかった。

トミー(早乙女太一)の元には、錠一郎と東京での面倒を見ている奈々が2人でしょっちゅう出かけているらしいといううわさも届いた。そんな中、突然錠一郎が大阪に帰ってきた。そしてバッタリるいと会ってしまう。さらに、心配した奈々も錠一郎を追ってやって来た。錠一郎は「(うわさは)ホンマや。奈々のことが好きになった。お前とは終わりや」とるいに話した。